2024年9月14日土曜日

9月後半のことば

 9月後半のことば

「言葉を大事にすると悪口が言えなくなる」


仏教では、悪口は「あっく」と読み、人をあしざまにののしることを指します。

悪口は十悪の一つとして代表的な悪事に含まれていますが、皆さんはその程度のことは誰でもするものだと軽く考えていませんか?

一般的に、悪口とは他人をけなすことを指します。

他人をけなすことは言葉で傷つける攻撃であり、それだけでなく自分の心をも汚し、傷つける悪業となります。

そしてその言葉の行いが、人生を悪い方に向かわせるのです。

言葉は私たちの心の鏡です。

言葉を大切にすることは、自分自身を大切にすることと同じです。

言葉を慎重に選び、優しい言葉を使うことで、私たちの周りには温かい雰囲気が生まれます。

悪口を避けることで、自らの心の平安が保たれ、少しずつ人生が好転していくでしょう。

言葉での行いは、かくも大切なことなのです。

言葉を大事にしましょう。


9月後半のことば

 9月後半のことば 「多様性 仏の目には 皆凡夫」   近ごろ「多様性」という言葉を耳にしない日はありません。会議でも学校でも、街頭のポスターにすら踊っています。確かに、人は千人いれば千人、百人いれば百人、異なる価値観や性格を持っている。それは事実です。しかし、だからといってその...