9月後半のことば
「言葉を大事にすると悪口が言えなくなる」
仏教では、悪口は「あっく」と読み、人をあしざまにののしることを指します。
悪口は十悪の一つとして代表的な悪事に含まれていますが、皆さんはその程度のことは誰でもするものだと軽く考えていませんか?
一般的に、悪口とは他人をけなすことを指します。
他人をけなすことは言葉で傷つける攻撃であり、それだけでなく自分の心をも汚し、傷つける悪業となります。
そしてその言葉の行いが、人生を悪い方に向かわせるのです。
言葉は私たちの心の鏡です。
言葉を大切にすることは、自分自身を大切にすることと同じです。
言葉を慎重に選び、優しい言葉を使うことで、私たちの周りには温かい雰囲気が生まれます。
悪口を避けることで、自らの心の平安が保たれ、少しずつ人生が好転していくでしょう。
言葉での行いは、かくも大切なことなのです。
言葉を大事にしましょう。