2020年10月6日火曜日

浄土宗のおつとめ⑧(懺悔偈〈さんげげ〉)

懺悔偈は「さんげげ」と読みます。

 

キリスト教では「ざんげ」と読みますが、

 

仏教では濁らずに「さんげ」と読みます。

 

懺という字は「さん」か「せん」としか読めません。

 

それが「ザンゲ」と読まれることが多くなったのは、

 

広辞苑によると、「ザンギサンゲ(慚愧懺悔)と熟して

 

用いることが多かったために、ザンギの影響で

 

濁音化して江戸時代にザンゲとなったか」

 

と説明されています。

 

 

(本文)

 

我昔所造諸悪業

 

(がしゃくしょぞうしょあくごう)

 

皆由無始貪瞋痴

 

(かいゆむしとんじんち)

 

従身語意之所生

 

(じゅうしんごいししょしょう)

 

一切我今皆懺悔

 

(いっさいがこんかいさんげ)

 

 

 

(書き下し)

 

我れ昔より造る所の諸(もろもろ)の

 

悪業(あくごう)は

 

皆(みな)無始(むし)の

 

貪瞋痴(とんじんち)に由(よ)る

 

身語意(しんごい)より生(しょう)ずる所なり

 

一切我れ今(いま)皆(みな)

 

懺悔(さんげ)したてまつる

 

 

 

(現代語訳)

 

私が今まで犯してきた数々の悪い行いは

 

すべて始まりのない昔から

 

輪廻(りんね)を続けてきた中で

 

「貪り(むさぼり)」・「怒り」・

 

「真理を知らない愚かさ」という煩悩をもって、

 

身体と言葉と心で生んできた行いばかりです。

 

私はそれを今すべて仏さまの前で

 

懺悔(さんげ)いたします。

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