2020年12月12日土曜日

安心(あんじん) ⑭心と行

「極楽に往生したい」ならば、

 

「お念仏」を称えれば、間違いなく願いは叶います。

 

そこでお尋ねします。

 

みなさんは極楽へ往きたいでしょうか?

 

「今すぐにでも極楽へ往きたい!」

 

という人はおられますか?

 

「十年後ぐらいには極楽へ往きたい!」

 

という人はおられますか?

 

そのように問われると、戸惑ってしまうかもしれません。

 

ただ「いつかは わからないけれど、

 

命終わるときには極楽へ往きたい!」

 

と願っておられるのであれば、結構です。

 

しかし、「極楽へ往きたくない」という方は

 

当然極楽へは往けません。

 

阿弥陀さまは「往きたくない!」と言う人を

 

無理矢理に極楽へ連れて行くのではないのです。

 

それでは往生ではなく、

 

「拉致」になってしまいます。

 

そうは言っても、四六時中

 

「極楽へ往きたい、極楽へ往きたい」と

 

思い続けるのは難しいことでしょう。

 

外出する際には目的地を定めます。

 

でもずっと「目的地へ行くのだ!」と

 

思い続けているわけではありません。

 

行く道中には色々と考え事もするでしょう。

 

それと同じく、極楽には行きたいけれど、

 

そのことだけを思い続けるのではなく、

 

色んなことに心を奪われることも許されます。

 

「長生きしたい」とも思うでしょうし、

 

「あの人を遺して往くのは心配」だと

 

考えることもあるでしょう。

 

そんな中、大きな枠で

 

「阿弥陀さま、いつか極楽へ往かせてください」

 

と思い、毎日お念仏を称えさせていただくことが大切です。

 

「信じる心」と、「行(ぎょう)としてのお念仏」。

 

この二つが揃っていなくてはなりません。

 

必ず必要な二つ。

 

「心(しん)と行(ぎょう)」です。

 

「極楽へ往きたい。阿弥陀様頼みます!」という

 

「心」を育て、お念仏の「行(ぎょう)」に励む。

 

これだけは外せない「極楽往きの条件」です。

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