2023年7月14日金曜日

7月後半のことば

手放してこそ気づくことができる


 みなさんは自分の持っているものや思っていることに

固執してしまうことがありませんか?

私たちにとって大切なものでも、

それだけに執着すると、

他のものや人に目が向かなくなります。

そして、苦しみや悩みを生み出します。

 仏様は、私たちが苦しみから解放されるために、

手放すことの大切さを教えてくださいます。

手放すというのは、

自分の持っているものや思っていることに執着しないで、

心を広く開くということです。

手放すことで、

私たちは新しいものや人に出会うことができます。

そして、感謝したり、喜んだり、

助け合ったりすることができます。

手放すことで、私たちは自分だけではなく、

他者や世界とつながっていることに気づくことができます。

 手放すことは難しいかもしれません。

でも、手放すことは捨てることではありません。

手放すことは、自分の心を豊かにすることです。

 みなさんも、今日から少しずつでも

手放す練習をしてみませんか?

そして、気づく力を高めてみましょう。

12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...