四十八願(しじゅうはちがん)の直後に
この「四誓偈(しせいげ)」は登場します。
(本文)
我建超世願(がごんちょうせがん)
必至無上道(ひっしむじょうどう)
斯願不満足(しがんふまんぞく)
誓不成正覚(せいふじょうしょうがく)
(書き下し)
我れ超世の願を建つ 必ず無上道に至らん
この願満足せずんば 誓って正覚を成ぜじ
(現代語訳)
私はこの世の常識を超えた願(四十八願)を建てました。
必ず覚って仏になります!
ただしこの四十八願のどれか一つでも
成就できなければ、決して仏にはなりません。
このように「四十八願の総まとめ」として、
改めて「世自在王仏(せじざいおうぶつ)」の
御前で「決意を表明」されるのです。