「天に仰ぎ地に伏して悦ぶべし、このたび弥陀の本願に遇うことを」
ここで再び、「阿弥陀さまの本願と出会うことができた」
この事実に対して、全身全霊をこめて
悦びを表現なさっています。
ついつい、私たちは自分の境遇や社会、他者に対して
不満、不足、グチをこぼしてしまいがちです。
しかし、「今」を悦ぶことができなければ、
いつ悦びが訪れましょうか。
よくよく考えてみると、このたび不思議なご縁によって
人として生まれることが出来ました。
そして、どういうわけか、前世からの行いが実を結んで、
「阿弥陀さまの本願に出会う」ことができました。
その出会いによって、ようやく苦しみ迷いの世界を
離れて、西方極楽浄土へ生まれる
「最大のチャンス」を得たのです。
これを悦ばずにいられましょうか。
どうかこの「仏縁」を噛みしめましょう。
「仏と出会うということ」