仏教徒同士、念仏者同士敬い合いましょう。
他人が念仏する姿を見て、
「かっこつけて」などとひがんではいけません。
他人が善いことをしていたら、心から喜びましょう。
「人を敬う」ということは、
簡単でありながら実は難しいことです。
私たちはすぐに人と比べて
「勝ち負け」「損得」の判断をしてしまいます。
仏教には「随喜(ずいき)」という言葉があります。
「他人がよいことをしていたら心から喜ぶ」ことです。
人間は隣に蔵が建つと喜ばず、妬みます。
そうではなく、他人の善い行為を喜ぶのです。
そうやって念仏者はお互いを敬い合いましょう。
以上、「三宝(さんぼう)を身体で敬い、言葉で敬い、心で敬う」。
これが恭敬修(くぎょうしゅ)です。