2021年5月5日水曜日

仏説阿弥陀経㊱

(本文)


舎利弗(しゃりほつ)、


我今、諸仏の不可思議功徳を称讃するがごとく、


かの諸仏等も、また我が不可思議功徳を称説して、


この言(ことば)を作(な)したまわく。






(現代語訳)


〈釈尊から舎利弗(しゃりほつ)に向けてのお言葉のつづき〉


「舎利弗(しゃりほつ)よ、


私が今、諸仏の計り知れない功徳を


誉め讃えるように、その諸仏たちもまた


私の計り知れない功徳を誉め讃えて


このように言うのだ」






(解説)


釈尊は先に「素直に信じて受け入れること」を説き、


次に「極楽往生を願う」ことをお勧めくださいました。


その結びとして、釈尊は諸仏が「念仏による極楽往生を


賞賛されたこと」「念仏者を護ること」を賞賛されます。


また、諸仏は釈尊が


「この世において、この信じがたい教えを説くこと」を


賞賛されるのです。


仏さま同士はお互いがお互いを認め合い、


賞賛し合い、様々な角度から


我々を導いてくださるのです。


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