2020年7月28日火曜日

無明⑦(自分に対する執着)

遠い地での災害や、外国の戦争のニュースを観ると

「気の毒に」と思います。

有名人の死を知って、「あの人も亡くなったのだな」と

寂しく思います。

その災害が起こった遠い地に、

戦争が起こっている外国に友人や親戚がいる、

となると突然身近に感じます。

詳しくニュースを調べ、共通の知人に連絡をとり、

そわそわとします。

もし、その地にいる人が「自分の子」であったら、

そわそわするどころではないでしょう。

いてもたってもいられなくなります。

こどもの安否を思うと胸が締め付けられることでしょう。

「自分の子」「自分の家族」という

「自分の○○」のことになると、

私たちは理性を失います。

「自分の子」に災害が降りかかったら

「代わってやりたい!」と思うかもしれません。

自分の子が苦しんでいたら、

「自分が同じ目に遭う方がマシだ」と思うかもしれません。

「自分の」という執着(しゅうじゃく)が

強ければ強いほど、その苦しみは強くなります。

『法然の衝撃』
阿満利麿


3月後半のことば「西方極楽 春彼岸」

 3月後半のことば 「西方極楽 春彼岸」   仏教において彼岸は迷いのない「覚りの世界」を意味し、特に浄土宗では、私たちが目指すべき阿弥陀仏の世界「極楽浄土」と受け止めます。春分の日を中心にしたその前後三日間、合計一週間が春のお彼岸の期間です。  この時期、太陽は真東から昇り、真...