2020年11月8日日曜日

一紙小消息(いっしこしょうそく)⑱随順仏教(ずいじゅんぶっきょう) 

 「釈尊は善きかな、我が教えに随って

 

生死を離ると知見し給い」

    

『観無量寿経』の最後に、お釈迦さまは、

 

阿難さまというお弟子に、

 

「阿弥陀仏の念仏の教え」を、

 

「はるか後の世まで、しっかり伝えよ!」

 

と、託しておられます。

 

また、『阿弥陀経』では、

 

阿弥陀仏と極楽浄土のことが説かれ、

 

「念仏を称えることによって極楽へ往生できる」

 

ことが示された後に、

 

お釈迦さまは、お弟子の舎利弗(しゃりほつ)さまに、

 

「私はこのような素晴らしい利益(りやく)を

 

知っているから、こうやって教えを説いているのだよ」

 

とおっしゃっています。

 

「このような素晴らしい利益(りやく)」とは、

 

「お念仏を称えるだけで、極楽へ往生することができる」

 

ということなのです。

 

ですから、「お念仏を称える」ことは、

 

「お釈迦さまの教えに随った行為」、

 

「随順仏教(ずいじゅんぶっきょう)」なのです。

 

 

「出世の本懐」

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