原文
「浄土宗の安心(あんじん)・起行(きぎょう)
この一紙に至極せり」
現代語訳
「浄土宗の安心(あんじん)・起行(きぎょう)が
この一枚の紙に言い尽くされています」
「極楽浄土への往生を願う」心、
「南無阿弥陀仏と称えれば
必ず極楽へ往けると信じる」心と、
「南無阿弥陀仏と称える」行(ぎょう)は
両方必要です。
「心(しん)と行(ぎょう)」はセットなのです。
この「心(しん)と行(ぎょう)」が
極楽へ往生するための必要十分条件です。
浄土宗の「心の置き所」である「安心(あんじん)」と
「実践」である「起行(きぎょう)」が
このたった一枚の紙に書き尽くされています。
「究極はこれ」というのが「一枚起請文」なのです。