(本文)
これを徧(あまね)く一切の色身(しきしん)を
観ずる相(そう)とす。
第九の観と名づく。
(現代語訳)
これをあらゆるすべての仏さまのお姿を
目の当たりにする修行とします。
そしてこれを第九観(だいくかん)といいます。
(解説)
観無量寿経には十三の観法が説かれています。
日想観(にっそうかん)、水想観(すいそうかん)、
宝地観(ほうじかん)、宝樹観(ほうじゅかん)、
宝池観(ほうちかん)、宝楼観(ほうろうかん)、
華座観(けざかん)、像想観(ぞうそうかん)、
真身観(しんじんかん)、観音観(かんのんかん)、
勢至観(せいしかん)、普観(ふかん)、
雑想観(ざっそうかん)です。
真身観は第九番目に説かれていますので、
第九観(だいくかん)とも呼びます。