2021年2月12日金曜日

二河白道(にがびゃくどう) ⑥ 譬えの解釈 その一

前回まで「二河白道(にがびゃくどう)」の


譬喩をご紹介してまいりました。


今回からはこの譬喩が何を意味しているのかについて、


善導大師(ぜんどうだいし)ご本人の解説をご紹介します。




東の岸というのは、私たちの「現実の苦悩の世界」


をあらわします。


西の岸は、極楽浄土をあらわします。


また、私たちは目や耳、鼻、舌、身体、心で


様々な感覚を味わい、考え、喜び、悩み、


楽しみ、苦しみます。


そういった外部からの数え切れないほど多くの


情報に反応して私たちの心は揺れ動きます。


譬えの中に出てくる獣はそれらの情報や


情報を受け取る我々自身をあらわします。


旅人が一人寂しく彷徨っているのは、


「本当に自分を良い方に導いてくれる友」と


未だに遭っていない私たちの状況をあらわします。


次回は水の河と火の河が


何をあらわすのかをお伝えします。


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