2021年1月23日土曜日

三種行儀(さんしゅぎょうぎ) ⑨ 尋常行儀(じんじょうぎょうぎ)その八

五重相伝(ごじゅうそうでん)という、


浄土宗の念仏の教えを五つ重ねにして


相伝する法要があります。


あるお檀家さんのご主人は、


五重相伝(ごじゅうそうでん)を受けてから


一筋の念仏者になられました。


常にお念仏を称える人になられたのです。


奥さんが仰います。


「この人、恥ずかしいんですよ。


電車の中でもブツブツお念仏称えているんです」


ご主人は「いいじゃないか。迷惑かけてないんだから。


大きな声で称えている訳でもないし」


これはとても有り難いことです。


ただし、法然上人は、周りに気をつけるように仰っています。


念仏以外の信仰を持っている方や、


念仏を称える声を耳障りに感じる人もいるでしょう。


人に念仏への悪意を起こさせてはいけません。


ですから私は電車の中では「舌の動く程度」に称えています。


私が称えていても隣の人は全く気づきません。


でもちゃんと舌を動かして称えています。


周りに気遣うことなく、あたり構わず称えていると、


人と摩擦を起こして、続けられなくなるかもしれません。


気をつけながらも念仏を続けていきたいものです。


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